こんにちは!ライカン@wolfman_campです。
キャンプ初心者が、調理器具(クッカー)を買うときに悩むことの1つが素材選びです。
キャンプ用のクッカーは、たくさんのメーカーから色々な素材で発売されていますが、代表的な素材は次の3つです。
- チタン
- ステンレス
- アルミ
キャンプ用クッカーの素材には、メリットやデメリットがあり用途によって使い分けるのが理想的。
なので今回は、キャンプ初心者に知っておいて欲しいクッカー素材について紹介していきます。
ちなみに私たちは、それぞれの素材を次のように使い分けてます!
- チタン:マグカップ
- ステンレス:焚火用ケトル
- アルミ:バーナー用クッカー
キャンプ用クッカーの素材選びのポイント
キャンプで使う調理道具のことをクッカーと言います。
キャンプ初心者が考えるべきポイントは次の4つ。
ポイント | 簡単解説 |
---|---|
強度 | 衝撃への強さ・火への耐久性 |
熱伝導率 | 火の熱がクッカーに広がる速さ |
重さ | 素材による重量の違い |
価格 | 素材による価格帯の違い |
素材によってこの4つが違ってきます。
ここからは、素材ごとに特徴やオススメの道具を紹介します!
キャンプ用クッカー素材の選び方
それでは、チタン・ステンレス・アルミの素材の特徴を紹介していきます。
あんまり、難しく解説しても分からないと思うので、大切なポイントに絞って解説していきます!
オススメの商品も合わせて紹介するよ!
チタン
チタン素材の特徴は「軽い・強い・錆びない」。
その代わり、熱伝導率が低いので調理にはあまり向きません。
素材の特徴 | チタン |
---|---|
強度 | 高い |
熱伝導率 | 低い |
重さ | 軽い |
価格 | 高い |
素材の特徴
チタンの最大の特徴は、金属最大クラスの強度。
強度が高いからこそ他の素材と比べて薄く商品を作ることができるので、重さも軽いものが多いです。
ここまで見るとキャンプでの使用に完璧な素材に思えますが、チタンは熱伝導率が低いので、火にかけると火が当たっている部分だけ熱が集中してしまいます。
あと、他の素材と比べて値段が高いものが多い点も気になるね
キャンプ活用ポイント
チタン素材を活用するなら、クッカーよりも「ケトルやマグカップ」での使用に向いています。
なぜかというと、熱伝導率が低いことを利用すれば、ケトルでお湯を早く沸かすことができるため。
さらにマグカップだと、熱が全体に広がりにくいので熱い飲み物を入れても、飲み口が熱くなりにくいというメリットがあります。
メリットとデメリット
チタン素材のメリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。
メリット | デメリット |
---|---|
強度が高い 軽い 錆びない お湯が早く沸かせる 飲み口が熱くなりにくい | 料理が焦げやすい 値段が高い |
チタン素材の商品
チタン素材の商品でオススメは、スノーピーク「チタンシングルマグ」。
軽量で高強度、火にかけて温めることもできるのでキャンプにもってこいです。
ステンレス
ステンレス素材の特徴は「錆びにくく、頑丈で、重たい」。
さらに、熱伝導率が低いのでケトルやダッチオーブンに向いています。
素材の特徴 | ステンレス |
---|---|
強度 | 高い |
熱伝導率 | 低い |
重さ | 重たい |
価格 | 普通 |
素材の特徴
ステンレスは、錆びにくいので濡れたまま置いておいたりキャンプで作った料理を朝まで放置しておいても大丈夫。
強度が高く頑丈な金属なので、直火で料理をしたりなど高温調理にも向いています。
ステンレスは伝導率が低いので、熱が全体に広がるのに時間がかかりますが一度温まると冷えにくく、じっくりと食材に火を通せるという特徴があります。
調理では簡単な炒め料理よりも、煮込み料理用のクッカー向き!
チタンやアルミに比べると重たいので、軽さを重視される方には向いてない素材です。
キャンプ活用ポイント
ステンレスをキャンプで活用するなら「ダッチオーブン・ケトル」が向いてます。
特に、高火力で常に火にかけ続ける焚火ケトルはステンレス製が最適。
ステンレスは強度が高く、一度温まると冷めにくい性質だからです。
ダッチオーブンは鋳鉄製が多いですが、ステンレス製だとメンテナンスがとても楽なので、キャンプだけでなく自宅で普段使いもしやすいです。
メリットとデメリット
ステンレス素材のメリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。
メリット | デメリット |
---|---|
強度が高い 錆びにくい 直火に強い 煮込み料理向き | 料理が焦げやすい 重たい |
ステンレス素材の商品
ステンレス素材の商品でオススメは、コールマン「ファイアープレイスケトル」。
強度が高く、バーナーや焚火にガンガンかけても問題ない頑丈なケトルです。
アルミ
アルミ素材の特徴は「軽く、熱を伝えやすくて、値段が安い」。
チタンやステンレスと違い、熱伝導率が高いので調理に向いています。
素材の特徴 | アルミ |
---|---|
強度 | 低い |
熱伝導率 | 高い |
重さ | 軽い |
価格 | 安い |
家庭用のフライパンは殆どがアルミ製ですよ。
素材の特徴
アルミの最大の特徴は、やはりその軽さ。
他の素材に比べて圧倒的に軽いので、キャンプに持って行くときに荷物として邪魔になりにくいのは大切なポイントです。
またアルミ製の鍋には、こびりつきにくい加工(テフロン加工など)がしてあるモノが多く、調理時にこびりつきにくいのでアウトドアでの調理にはとても便利です。
ただアルミ製は強度が低いので、どうしても消耗しやすくなってしまいます
こんなアウトドア料理で活用
アルミ素材は、ソロキャンプなどの少人数でのキャンプ料理用のクッカーに向いています。
焦げにくく熱伝導率が高いので調理がしやすい。
素材の軽さから荷物を軽くできるので、徒歩キャンパーが選ぶクッカーもアルミ製が多いですね。
家庭用のフライパンと同じように使うことができるアルミ製のクッカーが間違いないです!
メリットとデメリット
アルミ素材のメリット・デメリットをまとめるとこんな感じ。
メリット | デメリット |
---|---|
軽い 安い 調理がしやすい 焦げ付きにくい | 強度が低い 高温だと溶けることも 消耗品 |
アルミ素材の商品
アルミ素材のクッカーって種類が多すぎて、これがおすすめ!って選びにくい…
有名なメーカーから出ているアルミ製クッカーなら間違いはないです
僕たちは、コールマンの「アルミクッカーセット」を使っています。
普段使いもできますし、デュオキャンプ以上の人数でも対応しているので間違いないクッカーだと思います。
アルミ素材の商品で2つ目のオススメは、キャンプ料理の王道メスティン。
メスティンって、炊飯から炒め物、茹で、蒸し、燻製、揚げ物などオールマイティすぎるクッカー。
キャンプを始めるなら、1つは持っておきたい料理道具です。
「キャンプ初心者」クッカー素材の決め方
キャンプ初心者は結局どれを選べばいいの?
僕たちの考えでは、アルミ製かステンレス製の2択でいいと思います。
素材の特徴 | チタン | ステンレス | アルミ |
---|---|---|---|
強度 | 高い | 高い | 低い |
熱伝導率 | 低い | 低い | 高い |
重さ | 軽い | 重たい | 軽い |
価格 | 高い | 普通 | 安い |
もう少し深掘りすると次の通り。
- 基本的な、フライパンなどのクッカーはアルミ製
- ファミリーキャンプなどで、煮込み料理用の鍋ならステンレス製
ただしアルミ製は、焚火などの高温での調理だと底が溶ける危険があるので、アルミ製はバーナー系のみで調理をするようにしましょう。
バーナーやカセットコンロで料理をするようにしましょう!
クッカー素材の選び方まとめ
キャンプ初心者が悩みやすい、クッカー素材の選び方について紹介しました。
素材の特徴 | チタン | ステンレス | アルミ |
---|---|---|---|
強度 | 高い | 高い | 低い |
熱伝導率 | 低い | 低い | 高い |
重さ | 軽い | 重たい | 軽い |
価格 | 高い | 普通 | 安い |
これを選べば完璧!万能だ!という素材は残念ながらありません。
素材によってメリット・デメリットがあるので使う状況によって素材を変えるのがベスト。
僕たちのキャンプでは、次のように素材を分けています。
- チタン:マグカップ
- ステンレス:焚火用ケトル
- アルミ:バーナー用クッカー
キャンプスタイルによって、ベストな選択は変わってきますが、僕たちみたいに車移動がメインのキャンパーはこれがベストかなと思います!
コメント