キャンプで焚火やBBQをする時には、火消し壺を準備するのが基本ですが本当に必要なのでしょうか?
キャンプを始めたてでこれから道具を揃えている途中だと、できるだけ荷物は少なくしたいですし予算的にも限界はありますよね。
絶対に準備しないといけないのか知りたい…
火消し壺の必要性と代用品について教えるよ!
- 火消し壺のメリット・デメリット
- 火消し壺がなくてもできる安全な消化方法
- 火消し壺の代用品
本記事では、火消し壺のメリット・デメリットや代用品をはじめ、初心者の方が火消し壺を必ず準備する必要があるのかについて解説します。
キャンプを始めるために必要な知識・道具をまとめています。
初心者でもこの通りに、進めていけばキャンプデビューは完璧です!
キャンプに火消し壺はいらない?
火消し壺とは、BBQや焚き火で出た高温の炭を安全に消火・保存するための容器のこと。
火消し壺のメリット・デメリット
火消し壺のメリット・デメリットをまとめると次のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
高温の炭を安全に消火できる 炭を次に使えるように保存ができる | 火消し壺が高温になるので冷ます必要がある 道具の準備が必要 |
火消し壺の最大のメリットは、高温の炭を密閉して消火するので次回のキャンプでも使える炭のまま保存ができること。
炭がまだ残っている状態なら火消し壺を準備しておくと、次回に無駄な炭を購入する必要がないのは大きな利点です。
安全に消化ができて、炭も保存できるのは魅力的だよね!
逆にデメリットとしては、火消し壺の中に炭を入れた直後は容器自体がかなりの高温になってしまうため、冷ます時間が必要になること。
火消し壺に高温の炭を入れた後に、すぐに帰りたかったとしても熱すぎて車に乗せるのも危険なため注意が必要になってきます。
また、そもそも火消し壺を準備するためお金がかかかりますね。
デイキャンプとかで片付けてすぐ帰宅の時は、火消し壺の取り扱いに注意が必要になる取り扱いに注意が必要になるね
火消し壺がいらないパターン
火消し壺がいらないパターンを紹介します。
- ソロキャンプなどで炭の量が少ない
- 焚き火中心で薪が多く灰になる
- 炭はキャンプ場に捨てて帰る
ソロキャンプなどで炭の量が少ない
ソロキャンプなど、そもそも使う炭の量が少ない場合には火消し壺がなくても、炭の消火がしやすいです。
わざわざ家に持って帰るほどの炭の量がないことが多いから、きちんと紹介してキャンプ場に捨てて帰るのがいいかな!
当然、火消し壺があった方が残った炭の量が多い時や安全に消火する時には便利なのでその点は注意しておいてくださいね。
また、車以外でキャンプ場に移動される方は、火消し壺を持って行けるほどの荷物の余裕がないと思います。
火消し壺は車移動の方が持って行くアイテムになりますね
焚き火中心で薪が多く灰になる
キャンプで、炭ではなく薪で焚き火をすることが多い方は、燃やすとほとんどが灰になります。
灰はキャンプ場の灰捨て場に捨てて帰れば良いので、火消し壺がなくても片付けが完了します。
炭はキャンプ場に捨てて帰る
火消し壺は炭を再利用するための容器なので、使った炭を捨てて帰る方なら必要ありません。
キャンプ場には灰捨て場みたいな場所があるので、そこに捨てて帰る感じだね。
ただ、その場合にはきちんと消火しておくことと、炭は消耗品として使い捨てになってしまうことになりますので注意が必要です。
火消し壺がない場合の安全な消火の仕方
火消し壺を持って行かない場合、焚火台やBBQグリルの上で炭を消火させることになります。
安全に処理をするためにも、覚えておくべきことを紹介します。
NGな炭の処理方法
まずはNGな消火方法から
- 土に埋める
- 焚火台(グリル)に直接水をかける
意外と勘違いされがちですが、炭は自然に還ることはありません。
環境にもキャンプ場にも迷惑がかかってしまいますので、埋めて処理をすることはNGな方法です。
また、焚火台に直接水をかけるのもやりがちなNG方法。
- 高温の水蒸気が出る
- 焚火台の劣化・破損の原因になる
手取り早くて簡単なのですが、火傷の危険もあるのでしないようにしましょう。
じゃあどうしたらいいのよ!!
火消し壺を使わない場合は、次の方法が一般的だよ
安全な消火方法
火消し壺を使わない場合に、安全な炭の消火方法は次の2つが一般的。
処理方法 | 焼ききる | 水につける |
コスト | なし | バケツが必要 |
処理にかかる時間 | 時間がかる | 少しかかる |
炭の再利用 | できない | 乾かせばできる |
基本的にこの2つの方法で炭を消火した後に、キャンプ場の灰捨て場に持って行ったり、持って帰ったりすることになります。
炭の量が少ないなら、焼ききるのが楽でよさそうかな
あわせて読みたい
もっと詳しく、炭の処理方法について知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。
火消し壺がない時のの代用品
火消し壺がないときに、代用品として使えるものはあるのか?について紹介。
代用品としての必須事項
火消し壺の代用品を選ぶときには次の2つが大切です。
- 耐熱性
- ある程度の密閉ができること
高温の炭を消火することになるので『耐熱性・密閉』ができることが条件になってきます。
火消し壺以外のものを代用品として使う場合、ある程度の密閉ができることは必要なのですが、完全に密閉するのはNGです。
代用品だと耐久性が足らないから、密閉のしすぎには注意!
火消し壺の主な代用品
火消し壺の代用品として使える主なものは次のとおり。
- 一斗缶
- オイルポット
- 空き缶
- 飯盒(はんごう)
- アルミホイル
代用品として使うものは、専用の火消し壺に比べて耐久性や耐熱性が低いことが多いので、あまり過信しすぎないようにしましょう。
できれば、炭を消火させてから持ち運び用として入れる方がいいですよ
初心者なら火消し壺がいらないかは2パターンで使いわけ
ここまで紹介してきたことをもとに、初心者目線で火消し壺がいらないかを考えてみます。
火消し壺あり
→キャンプに持っていく炭を再利用したい。
火消し壺なし
→炭はキャンプ場に捨てて還るから使い捨てでOK
筆者としては、キャンプで炭を使うなら火消し壺は準備しておくのをおすすめします。
数千円で十分な性能のものを購入することができますし、炭をいつまでも使い捨てにしてしまうよりは圧倒的にコストパフォーマンスに優れるためです。
キャンプに行く回数が増えるほど、火消し壺のアリ・ナシの差が出てくるよね
キャプテンスタッグの火消し壺なら、火起こし器セットで5,000円以下で購入できるからコスパも良いよ!
火消し壺がいらないのかについてまとめ
火消し壺は、炭を消火・再利用ができる保存容器のこと。
安全な消火ができながら、次のキャンプに残った炭を保存しておくことができるので、炭を使い捨てにせずにできます。
火消し壺がなくても、このような方なら特に問題はないです。
- ソロキャンプなどで炭の量が少ない
- 焚き火中心で薪が多く灰になる
- 炭はキャンプ場に捨てて帰る
ホームセンターやネットでも安い火消し壺が販売されているため、安全性を考えるのなら準備しておくのがベターです。
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