この記事では、初心者でも絶対に覚えられる「ペグの打ち方」を紹介します。
キャンプでテントやタープを立てるときに、絶対に避けて通れないのがペグ打ちです。
ペグはテントやタープのはり綱(ロープ)・すそ部分を地面に固定するための「杭」のようなもので、風で飛ばされないために必ずペグ打ちをする必要があります。
そんなキャンプでの必須事項なのに、意外とペグの打ち方を間違えて覚えてしまっている人が多いんです。
今回は、「これからキャンプを始める。ペグ打ちは初めて!」という方へ
- ペグの正しい打ち方「大事な2つのポイント」
- ペグ打ちで気をつけたいコト
- ペグの打ち方「応用編」
これらを紹介していきます。
ペグの役割をまずは知ろう
ペグ打ちを覚える前に、まずはペグの役割をちゃんと覚えましょう。
判断がしやすいからね!
ペグの役割としてはテントやタープを「自立させる・風に耐えられるようにする」ことの2つです。
テントやタープを地面と固定させるために、はり綱・裾部分をペグを使って地面に埋め込む。
テントやタープを自立させる
ペグの役割1つ目は、テントやタープを自立させることです。
テントやタープは、ほとんどの物がポールと呼ばれる棒状の支柱のようなもので、設営をしていきます。
ですが、テントの布地とポールだけではバランスが取れずに倒れてしまうことがあります。
「非自律式」テントって言うよ。
ペグを打つことで、テントやタープをしっかりと地面に固定してバランスを取ることが役割の1つです。
テントやタープが風に耐えられるように
ペグの役割2つ目は、テントやタープが風に耐えられるようにすることです。
キャンプ場は、海の近くだったり周りが開けたところだったりと風がよく吹きます。
テントやタープは風の影響を受けやすく、倒れてしまう危険があります。
なのでペグを使って、テントやタープをしっかりと地面と固定させることで、風が吹いても倒れないようにする役割があります。
テントを設営するときに風が弱いと思っていても、夜になると風が強くなったりすることはよくあることなので、ペグうちはしっかりとしておきましょう。
ポイントを抑えていこう!
ペグの打ち方を完全マスターしよう
それでは、ペグの打ち方を完全マスターしていきましょう!
大切なのは「向きと角度」です。
- ペグの向き
- ペグの角度
説明していきます。
ポイント①ペグの向き
ポイントの1つ目は、ペグの向きを合わせましょう。
ペグにはロープを引っ掛けるために、クイっと曲がった部分があります。
テントからロープを伸ばすので、ペグの向きは画像のように、テントと反対側に引っ掛ける部分が来るようにしましょう。
ぺぐの引っ掛ける部分は「テントと反対側」の向き
ポイント②ペグの角度
ポイントの2つ目は、ペグの角度を合わせましょう。
ペグを打つときは、地面に対して60°ぐらいの角度で打ち込むのが基本です。
ここでよく間違える人がおられますが「テントと反対方向へ60°倒して」打ち込みましょう。
ロープに引っ張られるようにペグには力が働いています。
なので、向きを間違えるとそのまま抜けてしまって意味がなくなってしまいますので注意しましょう。
ペグ打ちで気をつけたいコト
ペグ打ちをするときに、気をつけたい事があります。
ペグハンマーは真っ直ぐ打つ
ペグハンマーは設営道具の必需品で、力をそれほど使わずにペグを地面に刺すことができます。
ペグを打つ時は、ペグのヘッド部分に対して真っ直ぐ打っていきましょう。
ロープは根元の近くになるようにしよう
ロープをペグに通すときには、地面から近くなるようにしましょう。
風の影響の問題なのですが、逆にロープが地面から遠くなると風を受けたときにペグの負担が大きくなり抜けやすくなってしまいます。
硬いものに当たったら無理しない
ペグを打ち込むときに、地面の中に石のような硬いものを感じたら場所をずらしましょう。
鍛造製のペグなどの硬い地面に強いペグはありますが、無理をしてガンガン打ってしまうとペグが曲がってしまったり破損の危険があります。
収納箱があると便利
これは必須事項ではありませんが、ペグなどの設営道具をまとめておける収納箱のようなものがあると便利です。
ペグなどは本数が多いので無くしてしまうことがありますし、ペグの先端は尖っているので
僕は、snow peakのマルチコンテナを使っています。
素材もとても丈夫なので、尖ったペグでも問題なく持ち運びができますし、大きさも選べるので自分に合ったサイズを準備することができます。
知ってると便利!ペグの打ち方「応用編」
ペグ打ちは、砂利だらけだったり地面が硬すぎてペグが地面に刺さらない時や強風になってしまって、今のペグ打ちでは不安な時が出てきます。
そんな不慮の事態に備えて、知っていると便利なペグの打ち方「応用編」を紹介していきます。
ペグを複数使う
ペグ1本で打ってみて、地面が緩く感じた時や風が強い時は、ペグを複数使って負荷を分散していきましょう。
具体的には、ペグを2本を打って負荷を分散させる方法です。
ロープとペグを打つコトでペグを1本だけの時よりも風への強さが増えますので、強風だと思った時には使ってみてください。
クルマに結ぶ
ペグを使う代わりに、クルマのホイールに結んでしまう方法もあります。
ペグよりもクルマの方が重量がありますので、風で抜けてしまうことはないでしょう。
オートキャンプ場などの車を横付けできる場所ではクルマを使うこともできますよ。
木を使う
近くに木があるなら、太い気にロープを巻く方法もあります。
木を傷つけないように、タオルなどで巻いて保護するようにしましょう。
ペグの打ち方のポイント2つをおさえよう
この記事では、初心者でも絶対に覚えられる「ペグの打ち方」について書きました。
テントやタープを建てるときに、必ず必要な作業になるのでしっかりとマスターしておきましょう。
ペグ打ちは向きと角度に気をつければ、よっぽどの強風ではない限り大丈夫です。
ペグ選びに悩まれている方は、初心者へ選び抜いたペグ「おすすめ3選」について次の記事で紹介しています。
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