キャンプの夜に布団として使うものを寝袋・シュラフと呼びます。
ただ「寝袋は種類が多いしどれを買ったらいいかわからない」というのは、これからキャンプを始める方にとって共通の悩みだと思います。

素材や形に種類があるので、自分に合った寝袋の選び方は難しいですよね
そこで今回は、「初心者にも分かりやすい寝袋の選び方」を紹介していきます。
【寝袋選びの基本】寝袋の種類を知ろう
キャンプ初心者の方で、これから寝袋を選ぶという方は、まず寝袋には2種類あるということを勉強しましょう。


- マミー型
- 封筒型
マミー型
マミー型と呼ばれる寝袋は、頭まですっぽりとかぶることができるタイプの寝袋です。
全身を寝袋で覆うことができるので、冷気が入り込む隙間が少ないので保温性に優れています。
封筒型よりも収納サイズが小さいので、徒歩やバイクでの移動の方はマミー型を選ぶと良いですよ。
封筒型
封筒型と呼ばれる寝袋は、布団を同じ感覚で使うことができるタイプの寝袋です。
普段の布団と同じように使うことができるので、寝る時にも違和感が少ないです。
また、マミー型よりも安価に購入できるメリットもあります。
『3つのポイント』キャンプ初心者のための寝袋の選び方
キャンプ初心者が寝袋選びでチェックしたいポイントは、以下の3つ。
- 寝袋の種類
- 快適使用温度
- 収納サイズ
1.寝袋の種類
寝袋選びのポイント1つ目は、寝袋の種類です。
先ほど、寝袋には『マミー型』と『封筒型』の2つがあると書きましたが、さらに素材(中身)によっても違いがあります。
自分にはどちらが合っているのか考えてみましょう。
寝袋のカタチ
- マミー型
- メリット→布団のように寝られる
安価なものが多い
デメリット→保温性がマミー型より低い
- 封筒型
- メリット→保温性が高い
収納サイズが小さい
デメリット→寝てる時に動きにくい


コンパクトさを求めるならマミー型
寝心地を求めるなら封筒型がオススメ
寝袋の素材
寝袋の中に入っている素材によって、メリット・デメリットが以下のように違います。


初心者の方には、値段が手頃で洗濯機などで洗うことができるものが多い「化学繊維素材」の寝袋が扱いやすいと思います。


ダウンの羽は一般的にダッグやグースのものを使われているよ。
2.快適使用温度
寝袋選びのポイント2つ目は、寝袋の快適使用温度です。
寝袋には『快適使用温度』と『限界使用温度』というものが記載されています。
それぞれを簡単に説明すると、次の通り。
- 快適使用温度:快適に寝ることができる温度
- 限界使用温度:寒く感じるが、なんとか寝ることができる温度
なので、自分がキャンプをする時期を考えて、『快適使用温度』が適している寝袋をえらぶといいですよ。


限界使用温度基準だと、実際に使うと寒かった…ってなる可能性があるから『快適使用温度』を基準に考えよう!
3.収納サイズ
寝袋選びのポイント3つ目は、寝袋の収納サイズです。
車でキャンプに行く方は、ほとんど関係のない話になりますが、寝袋は形や素材によって収納サイズに大きく違いがあります。
- 寝袋の形
- マミー型<封筒型
- 素材
- ダウン<化学繊維
一般的な話として、寝袋はマミー型の方が小さく、夏用と冬用では夏用の方が小さくなります。
収納サイズのコンパクトさを求める方は、『ダウン素材のマミー型』を選ぶといいですよ!
パターン別おすすめの寝袋を紹介
それでは、ここまで紹介したことをもとに、パターン別のおすすめ寝袋を紹介していきます。
「2人キャンプ初心者ガイド」さんが、とてもわかりやすい寝袋選びのチャートを作られていたので、引用させていただきました!


このチャートで、自分に合った寝袋のカタチ×素材が決まったら、それに合った寝袋を探していきましょう。
初心者の方には、3シーズン対応の寝袋がおすすめです。
・春・夏・秋の3シーズンに対応した寝袋
これからキャンプを始めるという方は、いきなり冬にキャンプを行くことはしないと思います。
冬キャンプは、1年の中で最も準備するものが多いので、今回の記事では冬キャンプ用の寝袋は省かせていただきます。


化学繊維素材×封筒型
化学繊維×封筒型で紹介するのは、僕が使っている「マルチレイヤースリーピングバッグ」
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タイプ:封筒型・化学繊維
重量:4.9kg
サイズ(収納時):52×29×38cm
サイズ(使用時):90×200cm
快適使用温度:1℃
限界使用温度:ー11℃
コールマンから発売されている人気のある封筒型の寝袋。
3つの毛布がセットになっているもので、その時の気温に合わせて使い分けることができます。
春・夏・秋の3シーズンはもちろん、冬でも使うことができます。
- 3層構造で温度調節がしやすい
- 封筒型なので寝心地が良い
- 洗濯機での丸洗いが可能
- 3層あるので重たくて収納サイズが大きい
- 縫合などに少し粗がある
化学繊維素材×マミー型
化学繊維×マミー型で紹介するのは、モンベルの寝袋。
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バロウバッグシリーズと呼ばれるシュラフには、#0〜#5まであり数字が大きいほど軽くて暖かい季節に対応したものになっています。
3シーズン使うことを考えると#3あたりが候補になってくると思います。
ダウン素材×封筒型
ダウン素材×封筒型で紹介するのは、スノーピークの寝袋。
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オフトンは、かけ布団と敷き布団に分けることができ、自宅の布団と同じように使用することができます。
ダウン素材×マミー型
ダウン素材×マミー型で紹介するのは、NANGA(ナンガ)の寝袋。
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マミー型×ダウン素材なので、収納時のコンパクトさに優れており、荷物の軽量性などを求める徒歩・バイク移動のキャンパーさん向きのシュラフです。
やはり、他の寝袋の組み合わせと比べて高価になりますが、NANGAの寝袋はその値段にふさわしい価値がありますね。
初心者のための寝袋選びポイントのまとめ
本記事は「初心者のための寝袋・シュラフの選び方!3シーズン対応のタイプがおすすめ」を紹介しました。
キャンプでは、夜は予想以上に冷え込むことが多く、寝袋選びを間違えると寒くて眠れないことがあります。
なので、『快適使用温度』を確認して、季節に合ったものを選ぶのが大切。
特に、初心者さんなら春・夏・秋で使用できる3シーズン対応型が非常におすすめです。
- マミー型
- メリット→布団のように寝られる
安価なものが多い
デメリット→保温性がマミー型より低い
- 封筒型
- メリット→保温性が高い
収納サイズが小さい
デメリット→寝てる時に動きにくい


キャンプでは寝袋などの寝室道具は、しっかりと揃えておくのが大切です。
自分に合った寝袋を見つけましょう!
また、キャンプには寝袋以外にも快適に過ごすためには道具が必要になります。
この記事で一覧をまとめいますので、ぜひ読んでみてください。


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